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無料動画編集アプリにご用心

無料動画編集アプリにご用心

2025年04月15日 13:12

無料のアプリやWebサービスの充実で動画編集が身近になりました。

Instagramのリール動画やTikTok、Youtubeのショート動画など、SNS投稿用の動画制作に無料のアプリを活用されている方も多いのではないでしょうか?。


私的なアカウントへの投稿用に、無料の動画編集アプリやWebサービスを利用するのは便利でいいのですが、商品やサービスのプロモーションのために制作する動画や、SNS広告用の動画、弊社商品の「紙ジャケモニター」や「動画パンフレット」で再生する動画を制作する際のアプリ選びは注意が必要です。


特に最近ユーザー数を増やしているCapCut(キャップカット)は、用心が必要です。


CapCutの利用に用心が必要な理由は次のようなものです。


1)商用利用がNG

2)制作した動画の各種権利を放棄させられる

3)アプリで提供しているBGMなどの楽曲が著作権フリーでないものが含まれる


それぞれ詳しく解説します。


1)商用利用がNG

CapCutの利用規約を見ると「当社のサービスは、通常、私的、非営利的な使用のために提供されます」と書かれており商用利用はNGです。

「非営利的な使用」の定義までは利用規約に明記がないので、どの様な使用が利用規約違反になるのか曖昧です。規約違反のリスクを避ける意味でプロモーション動画の制作にはCapCutを使用しない方が無難と言えます。

↓利用規約の日本語訳↓



2)制作した動画の各種権利を放棄させられる

利用規約に「ユーザーコンテンツの権利の放棄」としてCapCutで制作した動画は制作者としての各種権利を放棄させられる旨が明記されています。放棄させられた権利はアプリ開発元のByteDance社に帰属します。つまりユーザーが制作した動画をByteDance社が編集したり公開したりしても文句を言えないと言う事です。

実際には動画が勝手に編集されたり公開された事例は聞こえてきてはいません。ただ規約上は可能であることを理解しておきましょう。

↓利用規約の日本語訳↓



3)アプリ内で提供しているBGMなどの楽曲が著作権フリーでないものが含まれる

CapCutで使用できる楽曲には著作権フリーでないものが含まれているため、知らずに楽曲を使用した動画を制作してSNSに投稿した場合、意図せず著作権侵害をしてしまう可能性があります。



CapCutに代わり使える無料動画編集アプリ


弊社では動画編集に「DaVinci Resolve」を使用しています。


無料ながら動画制作のプロの使用に応える多彩な編集機能やエフェクト、カラー調整までハイクオリティな動画を制作するのに十分な機能が備わっています。

アプリ認定トレーナーによる解説動画もYoutubeなどに数多くアップロードされており、使いこなすための学習コンテンツに容易にアクセスできます。

利用規約に商用利用の制限や、制作動画の権利放棄に関する記述はありません。


弊社では「紙ジャケモニター」や「動画パンフレット」と言った再生機の販売にとどまらず、映像の編集・変換、活用方法などをご提案しております。お気軽にご相談ください。