モニターサイズと映像ファイルのサイズ
2024年11月11日 12:42
紙ジャケモニターや動画パンフレットの標準仕様のメモリ量は256MBや512MBです。
今どきそんなメモリ量で画質は大丈夫なのか?。と
お客様から尋ねられることも多いですが、、、大丈夫なんです。
今回はモニターサイズと映像ファイルサイズの関係についてご説明します。
◆店頭サイネージ用の映像ファイル
店頭サイネージ用に制作した映像が納品されてくる際、何も指定しなければたいていはフルハイビジョン(FHD)のmp4ファイルが納品されるかと思います。
これは店頭サイネージで使われることの多い、32インチ~50インチのハイビジョンモニターでの再生に適した映像ファイルです。
◆映像の解像度
FHDファイルは1920x1080ピクセルと表現される解像度で、光の点が横に1920個・縦に1080個並んで映像を構成しています。
ちなみにピクセル数が多いほどファイル容量はアップします。
◆解像度とモニターの関係
20インチモニターでの放映を想定して制作されたFHD映像のキャプチャ画像です
同じFHD映像を7インチモニターで再生した場合
20インチモニター用意の高解像度映像を再生しても画質が良くなる事はありません
同じFHD映像を60インチモニターで再生した場合
拡大されて再生されるのでピクセル密度が粗くなり、画質が下がったように見えます
◆小型モニターに高解像映像は不要
弊社7インチモニターの解像度は800x400ピクセルです。
このモニターで1920x1080ピクセルのFHD映像ファイルを再生してもモニターの解像度800x400ピクセル以上には映像は表現されません。
つまり800x400ピクセルの映像ファイルがあればモニター性能を活かすのに十分なのです。
◆高解像映像ファイルのデメリット
・必要以上の高解像映像はファイル容量が大きくなり再生機のメモリ容量を必要とする
・メモリ容量を大きくすると、その分再生機やメディアのコストも大きくなる
・転送や機器へのコピーに時間がかかり、作業負担増やコスト増につながる
◆ファイル容量の比較
約1分のデモ映像ファイルを7インチモニター用に変換した結果です
左:約100MB FHD(1920x1080ピクセル) mp4ファイル
右:約20MB SD(720x480ピクセル) mpeg2ファイル
同じ内容の映像が変換によって約1/5にファイルサイズが縮小されています
◆必要十分な解像度の映像ファイルに変換するメリット
・適切に変換すればPR用の映像として十分な画質を得られる
・再生機・メディアのメモリ量を抑える事ができ、コストダウンにつながる
・転送・コピーにかかる時間・コストを抑える事ができる
◆弊社では映像ファイルの変換作業を承っております
紙ジャケモニターや動画パンフレットで再生用する映像ファイルは、制作から届いた映像ファイルをそのまま弊社にお送りください。
お客様は映像の解像度やフォーマットを気にすることなく、弊社が再生機に最適な変換をいたします。
詳しくは、お問い合わせフォームからお尋ねください。
商品別のご相談は下記HPからも承っております。